サギソウ、妖精のような美しさ
サギソウが群生するのも楽しい
サギソウ(鷺草)は、日本や朝鮮半島、台湾原産の、
山野草を代表する自生ランです。
7月~8月に咲く不思議な形の白い花は、
花名のとおりシラサギが羽を広げた様に似ています。
草丈は15cm~40cm程度なので、鉢植えに向きます。
■サギソウの育て方 栽培方法
・購入ポイント
サギソウの球根は、2月頃に、
園芸店や山野草専門店に出回ります。
球根は、茶色の卵形で、
固く引き締まったものを選びます。
サギソウの鉢植えは、
7月頃に園芸店や山野草専門店に出回ります。
葉の緑色が鮮やかで、間延びしていない株を選びます。
葉が変色したり、ねじれたりしている株は、
病気の疑いがあるので避けます。
・植え付け
サギソウの球根は、2月頃に植えつけます。
水はけの良い培養土を準備し、
芽が出るほうを上にして、
駄温鉢や 平鉢5号か浅めの化粧鉢に植えます。
10~12球、深さ1~2cmとします。
土は、赤玉土(小)7:腐葉土3の割合か、
市販の山野草の用土、または水ゴケだけでもよいです。
・置き場所
サギソウは日当たりの良い湿地を好み、
日光不足になると葉色が薄くなり、
株がヒョロヒョロになってしまうので、
真夏以外は日当たりと風通しの良い場所におきます。
真夏は半日陰へ移動します。
・水やり
サギソウは乾燥に弱いので、
土が乾いたら水をたっぷり与えます。
秋から冬は生育が盛んなので、
4~5日に1回を目安にします。
霧吹きで、ときどき葉水も与えます。
・分球
花が終わったら、花がらを早めに摘み取り、球根の生育を促します。
葉が枯れるまで、月に2回、液肥を与えて球根を育てます。
育った根は、そのまま越冬させるか、10月頃に掘り上げます。
掘り上げた球根は、土を落とし、水ゴケにくるんで、
発泡スチロール箱に入れ、涼しい場所で管理します。
2月の植え付け時に分球してもかまいません。
・施肥
花が終わったら、液肥を月に2回くらい、
葉が枯れるまで与えます。
開花中は肥料は必要ありません。
・病虫害
サギソウの葉がねじれていたら、
モザイク病の可能性があります。
見つけたら株を抜き取り、処分します。
POINT!
・真夏以外は日当たりと風通しの良い場所に
・乾燥に弱いので土が乾いたら水をたっぷり与える
・花後は、花がらを早めに摘み取り球根の生育を促す