力強く美しい花です
キバナコスモスはキク科コスモス属の仲間で、
原産地はメキシコの一年草です。
種名のスルプレウスは、ギリシャ語で硫黄色の意味です。
基本種の色が黄色から名前がついた説があります。
標高1600m以下の地域に自生し、
日本には大正初めにヨーロッパから輸入された記録が残っています。
花の咲く時期は6月~10月と比較的長く、
名前の通り黄色以外に、オレンジ、赤などの花も咲きます。
濃い赤の品種も作られ、一重咲きと八重咲きがあります。
群生するキバナコスモスも可愛いです
容易に挿し芽で増やせるので、気に入ったものは挿し木しましょう
■キバナコスモスの色が?
1.キバナコスモスにもいろいろあります
コスモスの園芸品種は一般的には、
「コスモス・ビピタナス」の種類がよく出回っています。
しかしキバナコスモスと呼ばれている園芸品種は、
「コスモス・サルフレウス」の仲間です。
この品種はビピタナスと比べ背丈も2mぐらいまでしか伸びず、
花色は、オレンジ、黄金色、緋色等が特徴です。
今まではビピタナス系では黄色系の花色はありませんでした。
しかし日本でイエローガーデンという黄色の品種を作ったため、
この品種をキバナコスモスと勘違いしてしまう人が増えました。
2.キバナコスモスの特徴
今のところ「コスモス・サルフレウス」の園芸品種には、
純黄色の種類はでき上っていないようです。
しかし「ビピタナス」と比べて矮性でよく枝も分かれるため、
コンテナや花壇で栽培するには適した種類です。
性質は丈夫で真夏の高温多湿にも強いので育てやすいです。
想定の花色と違っても、そのまま栽培することをお勧めします。