縁起の良い植物です
ナンテンはメギ科ナンテン属の常緑低木です。
原産地は日本です。東北地方より南部に分布しています。
小さな6弁の白い花を咲かせてから、秋に赤い実をならせます。
他の種類には白い実やその交雑種のウルミノナンテンなどがあります。
名前が「難を転じる」に通じるため縁起がよい木とされています。
お赤飯に葉を添えて、毒消しがわりにと昔から親しまれています。
株立ちの樹形を楽しむためには、足元を整理するとすっきりします。
新しい枝と古い枝が出ているところは、新しい枝に更新します。
紅葉も美しい
■ナンテンの実がつかない理由
1.開花時期に雨が多かった場合
ナンテンの花は6月ごろに咲きます。
ちょうど梅雨の時期なので、
受粉が上手く出来ないケースが考えられます。
できれば雨が降っている時は、
直接花に当たらないよう遮る工夫をしましょう。
2.日照不足だった場合
ナンテンは日陰でも耐えて育ちます。
しかし実をたくさんつけるためには、
日当たりのよい場所に植えます。
雪が降ると映えます
3.訪花昆虫がいなかった場合
都会では受粉するための昆虫が、少なかったり、
場合によってはいなかったりするケースがあります。
人工的に筆を使って、受粉を手伝うようにしましょう。
根詰まり、樹が若い、肥料が多すぎることも、
ナンテンの実がつかない理由になりますので、
気をつけてあげましょう。
■参考
・ナンテンの育て方|若木は自然に成木は剪定します
・ヒイラギナンテンの育て方|落葉期に樹姿をコンパクトに剪定
・ナンテンの剪定
・ナンテン 増やし方
・ナンテン栽培の土は?