ハギ トンネル
ハギは高さ1~2mとあまり高くならず、日本各地で栽培が可能です。
ふやし方は挿し木、株分けで可能です。
ハギは万葉集の時代から日本人に親しまれてきました。
秋の七草のひとつとしても知られています。
ハギの種類にはニシキハギ、ミヤギノハギ、シラハギなどがあります。
花の風情はもちろん、秋の黄色い葉も美しく、
絵画や歌集などの対象として好まれています。
広いスペースがあれば芝の庭に植え、大きな株に仕立てると見応えがあります。
また石垣の上から株を下垂させても、風情があります。
■ハギ トンネル作りのコツ
1.トンネル作りの条件
まず日当たりがよい場所を選びます。
ハギはマメ科植物で根瘤菌を持っています。
やせ地でも育ちますが、日陰には弱いからです。
人が通るために高さは最低2.3m以上確保します。
つるバラ用のアーチを利用するとちょうどいいです。
基礎になるアーチが出来れば、8割は作業が完了したのと一緒です。
2.ハギの種類と植えつけ方法
アーチ仕立てに適したハギは、枝がよく伸びるミヤギハギがよいでしょう。
同じ仲間の江戸絞り、サミダレハギも適しています。
植えつけて3年経つとかなり株が大きくなります。
最初はすきまが寂しい気がしますが、株と株の間は1mほどあけて植えます。
3年経つと枝は2m以上伸びてきます。
その際は枝を適宜アーチに誘引すると完成です。
冬になると地上部は枯れてしまうため、誘引は毎年おこないましょう。