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ワスレナグサ、ぱっと目を引く美しい花


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ワスレナグサ、花壇や寄せ植えにも


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ワスレナグサのピンクも愛らしい


ワスレナグサ(勿忘草、忘れな草)は、
2年生または多年生植物の宿根草ですが、
日本で育てると夏の暑さで枯れてしまいます。

北海道や長野の高地など、
夏涼しい土地では夏を越すことができます。

4月~5月に、カスミソウのような小さな花が次々と咲きます。
パステルブルーが最も一般的ですが、ピンクや白などの花色もあります。
種まきは10月で、寒さに強いため、育てやすい花です。

ワスレナグサの英名は、「フォーゲットミーノット(Forget-me-not)」です。
花名は、中世ドイツの悲恋伝説に拠ります。

恋人ベルタのために、ドナウ川の岸辺に咲くこの花を摘もうと、
岸を降りた騎士ルドルフは、川の流れに飲まれてしまい、
ルドルフは花をベルタに投げ、
「Vergiss-mein-nicht!((僕を)忘れないで)」
と叫んで果てました。

この伝説より、ドイツでは、
「フェアギスマインニヒト(Vergissmeinnicht)」と呼ばれ、
英名もその直訳の「フォーゲットミーノット(Forget-me-not)」に、
そして日本名も「勿忘草」「忘れな草」と訳されました。
その他の国々でも、同じような意味の名前がつけられています。

花言葉も、この伝説に由来して、
「真実の愛」「私を忘れないで下さい」、
となっています。


ワスレナグサ育て方 栽培方法

・タネまき
10月頃にタネをまきます。
発芽しやすくなるように1晩タネを水につけておきます。
水で湿らせたピートバンか、
タネまき用の用土を入れた平鉢に直まきにします。

光に当たると発芽が抑制される嫌光性の種子のため、
軽く土をかけ、日陰に置きます。

・植え替え
本葉が2~3枚に育ち、混みあってきたら、
間引きをするか、3号ポットに植え替えます。

水はけが良く、保水性のある用土に、
腐葉土を混ぜた培養土を用います。
市販の草花用培養土または、
赤玉土(小)6:腐葉土3:バーミキュライト1に、
緩効性化成肥料を3g/L加えた土を使用します。

ワスレナグサは寒さに強いとはいえ、
植え替えが遅れると寒くなるまでの成長が遅れ、
冬を越えることが難しくなります。

・定植
翌年3~4月頃、4.5~5号鉢に植え替えるか、
プランターに定植します。
4.5~5号鉢に4~5本が目安です。

苗で育てる場合は、3月~4月頃に購入します。

・置き場所
日あたりの良い屋外で育てます。
葉が茂ってくると蒸れて腐ることがあるので、
過湿にならないように注意し、風通しの良い場所におきます。
室内におく場合は、十分な日当たりと風通しを確保します。

・水やり
土が乾いたら、たっぷり与えます。
若干乾かし気味に育てます。

・施肥
植え替えと定植のときに、
緩効性化成肥料3g/L加えて元肥とします。
開花中は、月に2~3回液肥を与えます。

・花が終わったら
花付きを良くするには、花がらをこまめに摘み取ります。
種を取る場合は、花がすべて終わってしまう前に種子を実らせます。
花茎を切り取って採種して、封筒などに入れて涼しい場所で保管します。

・病虫害
アブラムシがつきやすいので、
オルトラン粒剤などの薬剤を散布して駆除します。

kurukuru.gifPOINT!
・タネをまいたら軽く土をかけ日陰に置く
・十分な日当たりと風通しを確保する
・花付きを良くするには、花がらをこまめに摘み取る

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