アジサイは梅雨の季節、色とりどりの花を楽しませてくれる、
日本人になじみが深い落葉低木です。
アジサイは大きく2種類に分類ができます。
ひとつは日本に自生しているヤマアジサイです。
もうひとつは日本のアジサイを元に品種改良を行い、
ヨーロッパから逆輸入された西洋アジサイ、
別名ハイドランジアです。
ヤマアジサイは日陰に耐え、西洋アジサイは日なたを好みます。
アジサイは水を大変好むので、水が切れないように注意します。
■アジサイの色が出ない
1.アジサイの性質
アジサイは別名「七変化」と呼ばれるように、
花色が変化しやすい花として有名です。
土壌がアルミニウムを多く含んでいると青がはっきりと、
少ない場合は赤がはっきりと色づきます。
2.日本の土壌
日本の土壌はほとんどが弱酸性か中性です。
よって何もせずに紅色のアジサイを植えておくと
青紫色に変わってしまいます。
紅色を保つにはアルカリ性の肥料や石灰を取り込みます。
しかし日本は雨が多く、カルシウム（石灰）が溶けてしまうため
上手くいかないことが多いです。