初夏を教えてくれる花です
ナツツバキはツバキ科ナツツバキ属の落葉高木です。
原産地は日本です。本州、四国、九州の山地に広く分布しています。
5月下旬~6月初旬に咲く白い清楚な花は一日限りですが、
初夏の訪れを教えてくれる花木のひとつです。
秋には紅葉や黄色い葉が観賞でき、
冬には赤みがかった幹の皮がまだらになる姿を楽しめます。
ヒメシャラはナツツバキよりも葉、花ともに小さめです。
しかし樹高は高いので、狭い場所で育てる時は適時剪定が必要です。
木肌の美しさもみごとです
■ナツツバキ ヒメシャラの剪定は?
1.ナツツバキとヒメシャラの特徴
ナツツバキと近縁種のヒメシャラは、
木姿、幹肌、花、紅葉と万能に楽しめる代表的は雑木です。
ヒメシャラはナツツバキよりも幹肌が赤みを帯びます。
株立ちにこじんまりと仕立てると清楚な雰囲気がでます。
ナツツバキは別名シャラの木と呼ばれています。
どちらも三大仏教樹のサラノキと聞いた音が似ていることもあり、
お寺や神社によく栽培されています。
この仲間は霧が発生するようなところに自生しています。
よって暖かい環境に強くないので、剪定にも強くありません。
剪定が必要になった時は落葉時の1月~2月に
つけ根から切り落とし、切り口には保護剤を塗ります。
枝の途中から切ってしまうと、かなり弱くなります。
2.芯の剪定
株として売られている時はコンパクトな背丈でも
ナツツバキ、ヒメシャラとも樹高は高い木です。
特にヒメシャラは自生地では15mぐらいに生長します。
芯が太くなってから剪定をすると
元まで枯れてしまうケースがあります。
ただし根が枯れてしまうわけではないので、
その場所から芽を出し、株立ちになります。
直径5cmぐらいの段階でわき枝の上で切り戻し、
太くなる前に芯の剪定をおこなってしまいます。
やわらかい自然の枝の流れを生かし、
流れの悪い枝を切り戻すようにします。