アラカシは生垣に使いやすいです
カシ類はブナ科の常緑高木です。
原産地は日本や中国です。
東北南部以南で栽培が可能です。
細い根が生えてこないので移植をしなくても済むよう、
植え場所はよく考えてから決めます。
関東地方では葉の色が明るいシラカシが人気ですが、
関西地方ではアラカシがよく生け垣に利用されています。
日当たりがよい場所を好みますが、日陰でも栽培は可能です。
病害虫には比較的強い樹種です。
大木のカシ
■カシを生垣に使おう
1.シラカシの特徴
シラカシは成長のスピードが速く、大木になりやすい性質があります。
敷地が広い庭、あるいはしっかりと管理できる環境以外は、
生け垣に選ぶのはやめた方が無難です。
関東地方の農家で使われているカシの塀は、
防風垣として使われてきたよい例です。
しかし丈をコンパクトに保つためには、年2回の剪定が必要になります。
シラカシの扱いに慣れていないと、2回の剪定は難しいです。
2.ウバメガシの特徴
生け垣にカシ類を選ぶとしたら、ウバメガシがおすすめです。
理由は比較的樹姿が小さくまとめることが可能だからです。
シラカシより硬いイメージですが、人気が高いです。
剪定は1年に1回は必ず行うようにします。
造園を専門に行っている設計者を選ばないと、
木の見た目や知識だけで木を選んでしまうケースがあります。
疑問に思った時は、必ず確認しましょう。