セージ ホットリップス C)季節の花300
セージ(Common Sage)の花は品種によっても環境によっても、
咲きやすいもの、咲きにくいものがあります。
例えば、コモンセージと比べると、
ゴールデンセージ、トリコロールセージなどの、
斑入りの品種は花が咲きにくいことがあります。
セージの花が咲かないときは、まず、管理方法を見直してみます。
花を咲かせる栽培管理のコツについて、ご紹介します。
■セージの花が咲かない
日照が悪いところで管理している場合や、徒長している場合など、
セージの花が咲かない場合は、管理方法や株自体に問題のあることが多いです。
1.管理場所と冬越しに気をつける
セージは、日当たりの良いところを好みます。
鉢植えであれば、光が充分に当たる場所へ移動し、
日光を浴びさせてください。
メドウセージ、色も花姿もきれいです
また、冬は寒くなる前に、株の約3分の1ほどを残して、切り戻します。
新芽が少し伸びた頃に厳しい冬を迎えるようにすると、
翌年以降、花つきが良くなります。
2.肥料の与え方に気配りを
5月前、花の開花期に入るまで、窒素分を控えておきましょう。
リン酸分の高い置き肥をする、窒素分を含まないハイポネックスを与えるなど、
窒素分を抑えると、花つきが良くなります。
おすすめは、リン酸分の高い骨粉を土に埋め込む方法です。
株の周辺に3~4箇所、スプーン一杯程度ずつ入れると花つきが良くなります。
3.根詰まりを解消する
鉢植えの場合、根詰まりを起こしていると生長が悪く、
どうしても花が咲きにくくなってしまいます。
花芽分化も阻害されてしまいます。
根詰まりを起こしている場合は、
ひと周り大きな鉢に植え替えて、根が元気に伸びるようにします。
これもまた、セージの花を咲かせる重要なポイントです。
■参考
・セージの育て方