ルクリア(アッサムニオイザクラ)、愛らしい花
ルクリア、花たちの姿も美しく良い香り
ルクリア(Luculia pinceana、学名:Primula modesta)は、
アカネ科ルクリア属、
インド原産の半耐寒性常緑低木です。
別名アッサムニオイザクラとも呼ばれています。
原種は5種類あるといわれていますが、
日本では、ピンセアナのみが普及されています。
枝の先に、直径5cmほどの花房がつきます。
淡い桃色の5枚の花びらが、びっしり咲きます。
可憐な花から芳香がただよい、空間がとてもなごみます。
春の3月半ば~4月下旬にかけて花が咲きます。
ルクリア、つぼみから開くまでもきれい
■ルクリアの育て方 栽培方法
・苗選び
施設栽培により、花が咲いた鉢が、
冬から出回ることが多い株は、
寒さに弱い傾向があります。
長期間外気にさらされてないものを、
選ぶようにするのがよいでしょう。
・置き場所
ガラス越しの日当たりのよい窓辺で育てます。
明け方の最低気温が、5℃を下らないような部屋がよいでしょう。
室温が高すぎると、花が長持ちしないので、気を配ります。
花が終わる4月下旬~7月下旬にかけては、
風通しのよい日光がよく当たる場所に置きます。
真夏は、半日陰で夏越しさせましょう。
・水やり
ルクリアは、適度な湿度を好みます。
土が乾いたら、たっぷりと与え、
水切れには気を付けます。
冬の間はやや乾かし気味で管理します。
・肥料
植え替えが済んで、根がはる半月後くらいを目安に、
固形肥料を置きほどこします。
・植え替え
花が終わってから植え替えます。
剪定をしたのち、古土を1/3くらい落として、
水もちのよい培養土を用いて、
ひとまわり大きな鉢に植え替えます。
赤玉土・腐葉土・川砂を6:3:1の割合で、
配合した用土でも、よいでしょう。
・増やし方
挿し木で増やせます。
剪定をする4月半ば~5月上旬に、
8㎝前後の挿し穂を、用土にさして発根を待ちます。
半日陰で管理し、土が乾かないようにすると、
1か月後くらいには鉢上げできます。
POINT!
・冬の間はできるだけ室内で管理する
・成長期は水切れに注意する
・夏は高温多湿を避ける環境に