C)ジュメ 木立ベゴニアは剪定と植え替えをすると元気に育ちます
木立ベゴニアは原種が2000種類以上、
15000種類以上の園芸品種が存在する植物です。
原種は、オーストラリアを除く世界中の熱帯や亜熱帯に分布します。
特にブラジルからからメキシコにかけての中南米、
東南アジアから中国南部かけての地域に、多くの種類が存在します。
名前の通り、木のように育つことが特徴の一つです。
形状によって茎が長く伸び、あまり枝分かれしない『矢竹型』
茎葉が多肉質になった『多肉型』
よく枝が分かれしてこんもり茂る『叢生型』
茎がツル状に伸びて下垂する『つる性型』などに分類できます。
花色は赤、桃色、白、オレンジなどがあります。
花を観賞するだけではなく、観葉植物としても親しまれています。
C)ジュメ 剪定後のようす
■木立ベゴニアの剪定方法
1.木立ち性ベゴニアの特性を知る
品種にもよりますが、木立ち性ベゴニアは、
もともと茎の途中からあまり枝を出しません。
頂芽だけどんどん伸びるため、
3年ぐらいするとどうしても間伸びした草姿になります。
そのようにして下葉が落ちてしまうと、
そこから新芽が出ることはほとんどありません。
2.剪定方法のコツ
そこでこのような株を再生するには、
まず枝や茎の頂点を少し切り戻します。
根が詰まっている場合もあるので、植え替えも一緒に行います。
しばらく時間をおくと、下の方の葉腋から新しい芽がでてきます。
わき芽が伸びるのを待ち、その場所まで短く切り詰めます。
茎が古くとなると根元が茶色く堅く変質します。
このような茎は思い切って根元から切ってしまいます。
植え替えと同時に行うと無駄がなく簡単に手入れができます。