科名:モクレン科
形態:常緑小高木
英名:banana bush Banana tree
学名:Michelia figo
原産:中国
開花:5月~6月中旬
「カラタネオガタマ」という名前の由来は、
中国原産(唐)から。神霊を招くために神前に供える木とした
招霊(オギタマ)から変化してついた説があります。
banana bushと呼ばれているようにバナナのような
甘い香りが花から漂います。
・品種
香りがしないオガタマノキ、
アカバナカラタネオガタマ「ポートワイン」、
カラタネオガタマなどがあります。
■カラタネオガタマの育て方 栽培方法
・苗選び
オガタマノキのように、香りがしない種類あるので
品種選びは慎重に行います。
・植え付け
カラタネオガタマの植え付けは、気温が暖かくなった
5月上旬~中旬が一番適しており、
日当たりがよく、水はけのよい場所で高植えにします。
芯になる枝は支柱と立ててとめます。
移植が大変難しい花木なので、
植える場所はよく考えてから決めます。
・剪定
カラタネオガタマは、ほっておいてもよく枝を出し、
まとまるので自然樹形に仕立てでかまいません。
元気よく伸びた徒長枝には花芽が付かないので、
6芽ほど残し、短く切り詰めます。
この作業は花芽が確認できる2月上旬ごろが適しています。
・増やし方
成功率の最も高い取り木が一般的です。
時期は初夏の5月、7月が適しており、
枝は鉛筆より少し大きい太さで、
50cmぐらいのものを用意します。
・施肥
2月~3月と8月下旬の2回、
油かすと粒状化成肥料をを同じ量混ぜて与えます。
・病虫害
特に問題はありません。
育て方のポイント!
・寒さにやや弱いため寒冷地では育てるのが難しいです。
・剪定は花が終わった後すぐに行います。
・粘土質など水はけの悪い土では根腐れに注意します。