センリョウの樹高は50~80cmと背丈があまり高くありません。
ふやし方は挿し木、実生で可能です。
6~7月ごろに新梢の先端に、淡い黄緑色の小花を咲かせます。
花が終わった後直径4mmほどの果実が育ち、
12月ごろには赤く熟します。
寒さには弱い花木です。
東京周辺よりも北の地域では、鉢植えで楽しむ方が無難です。
また林床に生える植物なので、乾燥にも弱いです。
夏の日差しが強い場所では、寒冷砂などを使って遮光します。
C)e-花屋さん 軽石を使ったミニ盆栽
■センリョウ 縁起よく
1.「千両、万両、有り通し」の由来
この寄せ植えは商人の町、大阪で誕生したと言われています。
マンリョウはヤブコウジ科ヤブコウジ科に属します。
センリョウと同じように赤い実をつけ、
時には何年間もついているケースもあります。
アリドオシはアカネ科アリドオシ属の常緑低木です。
この樹木も直径5mmほどの赤い実をつけます。
この3つをそろえて「金は、千両も万両も一年中あるよ」と
招福のごろ合わせの意味を持つ寄せ植えが
お正月の縁起物の生け花として選ばれています。
オレンジのセンリョウ
2.その他の縁起物の木は?
・カラタチバナ
ヤブコウジ科ヤブコウジ属に属します。
冬に赤い実をつけるセンリョウ(千両)やマンリョウ(万両)と一緒に、
別名ヒャクリョウ(百両)と呼ばれています。
・ナンテン
ナンテンメギ科ナンテン属に属します。
葉には防腐作用があります。おせち料理、お赤飯に使われるのは、
「難を転じる」のごろ合わせでもよく使われます。
・ヤブコウジ
ヤブコウジ科ヤブコウジ属に属します。
センリョウやマンリョウと一緒に迎春の縁起物として使われるため、
別名ジュウリョウ(十両)とも呼ばれています。
>>センリョウのわかりやすい育て方はこちらです
■参考
・ナンテンの実がつかない理由
・ナンテンの育て方|若木は自然に成木は剪定します
・ヒイラギナンテンの育て方|落葉期に樹姿をコンパクトに剪定
・ナンテンの剪定
・ナンテン 増やし方
・ナンテン栽培の土は?