ブナの木
ブナの霧氷
科名:ブナ科
形態:落葉高木
英名:Japanese Beech
学名:Fagus crenata
原産:日本、ヨーロッパ他
開花:3月~4月
「ブナ」と呼ばれている名前の由来は
材としての役に立たないことから
「ぶんなげる木」から変化した説があります。
また葉が風ですれて「ブーン」という音がすることから、
「ブンナリノキ」→「ブンナノキ」→「ブナノキ」と
変化していった説もあります。
メインツリーの他に家具材、きのこ栽培の原木など
利用価値の高い樹木です。
・品種
日本で自生しているブナをはじめ、
ヨーロッパ品種のセイヨウアカバブナ、
ムラサキブナなどもあります。
■ブナの育て方 栽培方法
・苗選び
ブナは品種が多彩で、葉の色も個体差があり、
ほうき立ち種、しだれ種など形も特徴的なので、
自分が欲しい品種をよく吟味してから選びます。
根元から枝先までまっすぐで、小枝が多く出ている苗木を入手します。
・植え付け
厳寒期を除いた11月下旬~12月、あるいは2月中旬~3月ごろに
日当たり、水はけ、水もちのよい肥沃な場所に植えます。
大きめの植え穴を掘り、堆肥や腐葉土をたくさんまぜます。
樹勢が強いので、土質は特に選びません。
・剪定
中心となる枝を決めたら、間引き剪定で枝を切り落とし、
自然樹形を保てるようにします。
12月あるいは1月下旬~3月上旬の厳寒期を除いた落葉時期に
つけ根から不要な枝を整理し、切り口には保護剤を塗ります。
・増やし方
フナは実生でふやすことが可能です。
タネまきは2月下旬~3月中旬に行います。
・施肥
特別には必要としません。
・病害虫
テッポウムシと、その幼虫のカミキリムシが発生したら、
殺虫剤をまいて駆除します。
育て方のポイント!
・土の表面が乾いたら水やりを忘れないようにします。
・日あたりが悪すぎると、紅葉の色がさめてしまいます。
・春に上部ばかりに芽がどんどん出るので、新芽を摘み取る作業をします。