ハゼノキの紅葉は鮮やか
ハゼノキの色が変わり行くのもきれい
科名：ウルシ科
形態：落葉高木
英名：Wax tree
学名：Rhus succedanea
原産：日本、中国、台湾
開花：5月～6月
「ハゼノキ」と呼ばれている名前の由来は
古語のハジから変化したという説があります。
果実からロウソクが作れることからロウノキとも呼ばれています。
雌雄別株で黄緑色の小さな花を円錐状に
多くつけますが、あまり目立ちません。
ウルシほど強くありませんが、かぶれるので注意します。
・品種
園芸品種が市販の株には明記されていないことが大半です。
観賞用に楽しむには、品種にこだわる必要はありません。
秋には美しく紅葉してハゼモミジとも呼ばれているのは
ハゼノキのことを意味します。
■ハゼノキの育て方 栽培方法
・苗選び
幹が太く新芽の勢いが良いものを選びます。
わかりにくいですが、細かいヒゲ根が多いものが理想的です。
・植え付け
2月下旬～4月上旬に日当たり、水はけのよい肥沃な場所に植えます。
大きめの植え穴を掘り、腐葉土や堆肥をまぜて高植えにします。
・剪定
12月、あるいは2月中旬～下旬ごろに伸びすぎた枝を
つけ根から切り落とし、樹形を整えます。
主な幹を早目に決めて、不要な枝を選べるようにします。
自然樹形を楽しむことが出来るので切り詰めは不要です。
ヒコバエがたくさん出る場合は、早目につけ根から切り落とします。
切り口からでる樹液はかぶれる場合があるので、
触れないように気をつけながら、切り口に保護剤を塗ります。
・増やし方
実生でふやすことが可能です。
2月下旬～3月中旬ごろ一晩ぬるま湯につけてからタネをまくと、
発芽が良くなります。
・施肥
肥料はやせ地でなければあまりたくさん必要としません。
樹勢が弱い時だけ1月ごろに草木灰か骨粉を少し与えます。
窒素分が多いと紅葉を楽しめなくなるので注意します。
・病害虫
テッポウムシが発生する場合があるので注意します。
育て方のポイント！
・一本の幹がすらっと伸びるので、複数株を寄せ植えした方が見栄えがいいです。
・日当たりのよい場所に植えると、美しく色鮮やかな紅葉を観賞できます。
・水切れに注意し、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。