シネラリア(サイネリア)、すべての花が元気が良いと嬉しいですね
シネラリア(サイネリア)はキク科の秋まき一年草です。
名前の由来は、旧属名キネラリア(Cineralia)からきています。
キネラリアとは「灰白色の」という意味です。
タネの冠毛が銀白色であることから呼ばれています。
「シネ」の語感が悪いので、サイネリアともよく呼ばれ、
フウキギク(富貴菊) フキザクラ(富貴桜)の別名も持っています。
シネラリアの原産地は北アフリカのカナリア諸島です。
日本には明治10年ごろに渡来し、
昭和初期から栽培されるようになりました。
シネラリアのショッキングピンクもかわいいです
■シネラリアを冬も楽しむコツ
1.シネラリアの特徴
シネラリアはシロタエギクと同属のセネシオ属の植物です。
本来は毎年花を咲かせる多年草ですが、
日本の高温多湿な気候では冬を越すことが難しいため、
秋まきの一年草として扱われています。
交配親となった品種は原産地がカナリア諸島なので半耐寒性です。
しかし、5℃以上の気温で凍ることがない環境なら、
冬を越すことが可能で、3月~4月にかけて花が咲きます。
2.暖房の効きすぎは苦手
1月~2月に店頭に並ぶ鉢花は温室栽培をし、
開花を早めようと特別な環境で育てています。
したがって冷たい外気にさらされると、葉が傷んでしまいます。
花が咲いた株は、もう暖房の必要がありません。
日の当たる室内の窓辺に置いて管理します。
暖房が効きすぎた部屋では、すぐに花が全部咲いてしまい、
長期間鑑賞を楽しむことができなくなるので注意します。