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スイートピーの育て方|用土を整えて栽培

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スイートピー、フリルのような花びらと色合いがきれい


スイートピー(Sweet pea、学名:Lathyrus odoratus)は、
マメ科レンリソウ属、 
イタリア・シシリー島原産のつる性の草花です。
別名カオリレンリソウ、カオリエンドウ、
ジャコウエンドウなどとも呼ばれています。

主な種類
・つるなし系
・矮性種
・宿根性

春咲き、夏咲き、冬咲きもあり、
種類も豊富になりました。

鉢植えには草丈30㎝の矮性種がよいでしょう。
フリルのような柔らかで優しい花びらで、
花色はパステルカラーのピンクや紫、白、黄など、
バリエーションに富んでいます。

可憐な花びらから、とても心地よい芳香がします。
リラックス効果も期待できるのではないでしょうか。
吊り鉢で垂らすように育てるのもすてきです。

主な品種は、タネまきは10月~11月初旬に行い、
5月~6月半ばくらいまで開花します。

Sweet peaC.jpg
スイートピー、群生させてもステキ

スイートピー育て方 栽培方法

・タネまき
10月~11月中旬にタネをまきます。
タネの表面はかたいので、
表面をナイフややすりで傷をつけてから、
一晩ほど水に浸して吸水させると、
発根しやすいでしょう。

スイートピーは、酸性土を嫌いますので、
水はけのよい培養土には、
石灰を少々まぜて中和させておきます。
3号ポットに、2~3粒くらい直まきします。
深さは2㎝くらいにまきましょう。

プランターで育てる場合は、
20㎝間隔に3~4粒にまきます。
スイートピーは直根性なので、
植え替えは極力さけるのがよいでしょう。

発芽するまでは、日陰で管理しましょう。

・間引き
発芽したら、日当たりのよい場所に、
移動して管理します。
本葉が2~3枚ほどになったら、
元気のよい苗を残して間引きます。
新芽が20㎝くらいに生長したら、
ピンチをしてわき芽を増やしましょう。
2~3節を残して、芽を摘みます。

霜よけをして、冬越しさせます。

・定植
春を迎える3月ころ、
ポットの苗がいっぱいに育ったら、
植え替えをします。
4.5~5号鉢に植え替えます。

プランターや大型コンテナで育てる場合は、
15~20㎝間隔で定植します。
あんどん仕立てにしたい場合は、
6号鉢に3株くらいに植えつけます。
いずれも、ポットから苗を抜くときは、
根鉢を崩さないように、慎重に作業をしましょう。

・支柱立て
つるが長い品種には、支柱を立てて誘引して育てます。
麻ひもなどで、ゆるく支柱に結び付けて支えてもかまいません。
ピンチを繰り返して、わき芽を増やしながら、管理しましょう。

・置き場所
スイートピーは、日光が大好きです。
日当たりの悪い場所に置くと、
つぼみが落ちることがあります。
日がよく当たる、屋外におきましょう。

寒さには強い草花なので、
室内に置かなくてもよいです。
寒くなり、霜が降りる季節がくる前に、
軒下などで霜よけをする程度で大丈夫です。

・水やり
土が乾いたら、たっぷりと与えます。
冬も乾燥しすぎない程度に、水やりを続けます。

春をむかえて、生育が活発になってきたら、
少しずつ水やりの回数を増やしていきましょう。

・肥料
植え付けの時に、元肥として、
緩効性の化学肥料を施します。

2月の初旬と、4~5月のころに、
育ち具合をみながら液肥を与えます。

窒素成分の多い肥料を多く与えてしまうと、
葉や茎だけがおう盛になってしまい、
花つきが悪くなります。

・タネを採取するには
スイートピーは、花が終わる前に、
いくつか実らせて、タネを取ることも可能です。
サヤがふくらみ、変色して熟してきたら、
採種をし涼しい場所で保管します。

大半は、F1のハイブリット品種が多いので、
タネを採っても同じ花が咲くとは限りません。
毎年新しいタネを求めるのをおすすめします。

・病害虫
ヨトウムシに注意が必要です。
夜に葉の裏や茎を観察しましょう。
見つけたら処分します。
もしくは、オルトラン粒剤を株元にまいてもよいでしょう。

花がらをこまめに摘んだり、葉が茂りすぎた時は、
切り戻しをして、清潔を保つように心がけて、
病気から守ります。
うどんこ病にも弱いですので、
ベンレートなどの散布で予防しましょう。

kurukuru.gifPOINT!
・石灰で中和した用土にじかまきする
・ピンチを繰り返して、わき芽を増やし花数を多くする
・寒さに強く、霜よけして屋外栽培できる

>>スイートピーのタネを見てみる