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バイカオウレンの育て方|水はけを良くやや湿度を保ちます

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自然のバイカオウレン
C)たんぽぽさん


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バイカオウレンのアップ
C)金沢やまくさ会


バイカオウレン(Skunk Cabbage、
学名:Coptis Quinquefolia)は、
キンポウゲ科オウレン属の常緑多年草です。
3~5月ころに、花の見ごろを迎えます。
別名ゴカヨウオウレンなどとも呼ばれています。

主な自生地は、本州南東北以南から四国にかけて、
山地の落葉樹林内や針葉樹林内など、
夏に半日陰になるようなところで見られます。
関連種は、ミツバオウレン、セツブンソウ、セリバオウレン、
キバナセツブンソウ、オオゴカヨウオウレンなどがあります。

1本の茎につき1個の花がつきます。
花びらに見えるのは、萼(がく)で、
中心部の黄色いところが花です。

根茎は、糸状に四方にはって広がります。
手のひらのような5枚の小葉がつき、
みずみずしく艶やかです。
草丈は10㎝前後ほどで、白い花が咲きます。

山林の地表に咲くウメを、イメージできる山野草です。
標高の高いところに自生するものは、やや高度な技術を要します。
ウメが咲き終わる頃、花が咲く時期が、
地域でどのくらい違うか、観察してみたいものです。


バイカオウレン育て方 栽培方法

・置き場所
日光がよく当たる場所におきます。
5~10月は、半日陰の涼しい場所で育てます。
冬も暖かで日当たりのよい窓辺がよいです。

・水やり
乾燥を嫌いますので、用土が乾いたら、
鉢底から水が出るまで、じゅうぶんに与えます。
冬は用土の乾き具合を見ながら、湿度を保つようにします。

・肥料
3~5月の春と、9~10月の秋に、
1000倍に希釈した液肥を、2週間に1回ほどこします。
遅効性の固体肥料を、置き肥してもよいです。

・手入れ
バイカオウレンは、傷んだ枯葉などを、
まめに取り除いて、清潔にします。
冬には、乾燥した強い季節風が、
あたらないような保護が必要でしょう。

植え付け植え替え
2~3年に1回ほど、花が咲き終わるころの、
3~4月または9月下旬に、株分けも兼ねて植え替えをします。
鉢底にネットとごろ土をしきます。
鹿沼土(小)・赤玉土(小)8:2に、
腐葉土を混ぜたものを用います。
ポットから苗を抜くときは、
古土を落として、不要な根を切除します。

・増やし方
バイカオウレンは、実生では、2年ほど育てると、
花が咲きます。
株分けなら、植え替えの時に作業が出来ます。
株は2~3くらいに分けて、
1つのポットに1株を植え付けて、苗を育てます。

kurukuru.gifPOINT!
・明るい日陰に置き、湿度を保てる環境で管理する
・水はけがよく腐植質を含む用土に植える
・冬は冷たい風に当てないようにする