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ユキワリイチゲの育て方|花後は涼しい日陰で栽培

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ユキワリイチゲの風情ある姿


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ユキワリイチゲの花のアップ


ユキワリイチゲ(学名:Anemone Keiskeana)は、
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。
2~4月ころに花の見ごろを迎えます。
別名ルリイチゲとも呼ばれています。

主な自生地は、本州から九州の、
山林内と竹林内などに、生息しています。
関連種は、ヒメイチゲ、バイカイチゲ、イチリンソウ、
ニリンソウ、サンリンソウ、アズマイチゲ、キクザキイチゲ、
ヤブイチゲなど多数あります。

地下に根茎をもち、根生葉(こんせいよう)は、
多くのものが、斑紋の葉面で三角のような形をしています。

淡い紫色の上品な花を咲かせますが、
花のつきはあまりよくありません。
群生してると、美しいだけではなく、力強くみごとです。
キクとは一味違う花を、盆栽仕立てで観賞するのも、
落ち着きがあり良いものです。


ユキワリイチゲ育て方 栽培方法

・置き場所
冬から秋にかけて、花が咲くころまでは、
日差しの入る明るい場所におきましょう。
花が咲き終わったら、明るめの日陰に置きます。

・水やり
生育期間は、たっぷり水をあたえます。
ユキワリイチゲは、適度に湿った状態を保てばよいです。
6月~9月初旬は、休眠しているので、
乾燥しすぎない程度の管理にしましょう。

・肥料
2月半ばから5月下旬ころまで、
うすめの液体肥料をほどこします。
また、緩効性の固形肥料を、
2月、4月、9月に置き肥をします。
ただし、窒素成分の多いものではなく、
リン酸とカリが多めのものを選ぶとよいでしょう。

・手入れ
花がらを放置せず、こまめに取りのぞきます。

植え付け植え替え
作業をする適期は、8月下旬~9月上旬ころがよいです。
水もちにすぐれた用土で、植え付けるようにしましょう。
用土は、赤玉土・鹿沼土を混ぜたものや、
山野草の培養土を用います。
やや深めの鉢に植えるとよいです。

冬越し夏越し
ユキワリイチゲは、6~9月ころは休眠期にはいります。
涼しい場所へ移動させて、夏越しさせます。
軒下や木もれ日が当たるところなど、
そよ風が当たるようなところがよいでしょう。

・増やし方
株分けで増やします。
8月ころに、植え替えのときに、
一緒に作業をするのがよいでしょう。
3~5芽ほどつくように分けて、用土に植え付けます。

・病害虫
低温多湿にすると、灰色カビ病になりやすいです。
湿り気のある環境にするので、
ナメクジ、アオムシ、アブラムシがつくことがあります。
見つけたら、すぐ駆除します。

kurukuru.gifPOINT!
・生育期間は日なたで育てる
・花が咲き終わったら涼しい日陰に置く
・株分けは大きめに分けるようにする