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シュンランの育て方|直射日光を避けて栽培

Cymbidium GoeringiiA.jpg
シュンラン、仲良く咲いている


シュンラン(学名:Cymbidium Goeringii)は、
ラン科シュンラン属の常緑多年草です。
3~4月ころに花の見ごろを迎えます。
別名ジジババ、ホクロなどとも呼ばれています。

主な自生地は、日本各地の落葉樹林の乾いたところです。
春の山に咲く、野生のランの仲間です。

葉は細長い形をして、放射線状に広がります。
根茎は長く伸びてどっしりとしています。
花色は、緑色が多いですが、黄色や白色やピンク系なども。
選抜育種されてきたので、葉の模様色も多彩です。

東洋ランとして観賞するほか、
骨董品などのモチーフに、利用されることもありました。
花は山菜としても利用され、
春の身近な存在として親しまれています。
育てやすくじょうぶです。

Cymbidium GoeringiiB.jpg
シュンランの色合いも綺麗


シュンラン育て方 栽培方法

・置き場所
1年を通して、半日陰で管理しましょう。
特に、夏は風通しを良くする工夫が必要です。
遮光は春と秋は50%、真夏は90%ほどにするとよいでしょう。

冬は寒さで凍らせないように、防寒対策をほどこします。

・水やり
シュンランは、乾燥気味の環境を好む傾向があります。
春と秋は4~5日ごとに水をあたえます。
夏と冬は、およそ1週間くらいおきにします。

いずれも、鉢底から水が流れ出るまで、
じっくりとあたえましょう。

・肥料
4月下旬と9月下旬~10月上旬に、
少量の遅効性の固形肥料などを、置き肥します。

・植え付けと植え替え
花が終わってから5月ころと秋彼岸のころが、
植え付けおよび植え替えの適期です。
用土は鹿沼土と赤玉土を混ぜたものや、
川砂などを少量足したものなどがよいでしょう。

硬めの用土で水はけがよければ、なおよいです。
根がびっしりと回ってるときは、
根を痛めないように扱います。

・冬越し
霜に当てたり、凍るような場所を避けます。
温度や環境の変化のしやすいところ、
暖房が直接当たるような場所は、よくありません。
寒冷紗などを用いて保護をします。

・増やし方シュンランは、株分けで増やします。
植え替えのときに、一緒に行うとよいでしょう。
株を分けるときは、刃物などを使わず、
手でそっと分けます。

・病害虫
梅雨の時期に、ナメクジなどがつくことがあるので、
必要に応じて殺虫剤を用いて駆除します。

kurukuru.gifPOINT!
・直射日光を避けて日陰で育てる
・乾燥ぎみに管理をするが水はたっぷりとあたえる
・冬は人の出入りのない静かな場所に置く

>>シュンランの苗を見てみる