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ハルトラノオの育て方|水はけ保水性を良く栽培

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ハルトラノオの群生

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ハルトラノオの花のアップ


ハルトラノオ(学名:Bistorta Tenuicaulis)は、
タデ科イブキトラノオ属の多年草です。
3~4月ころに花の見ごろを迎えます。
別名イロハソウなどとも呼ばれています。

主な自生地は、本州および四国と九州の、
山地の湿り気のある、砂れき地です。
関連種は、ナンブトラノオ、ポリゴヌムアフィネ、
クリンユキフデなどがあります。

根出葉(こんしゅつよう)は、長くて太い柄があって、
卵形をしています。
草丈はおよそ10㎝くらいで、白い花を茎の先につけます。
総状花序の様子が、虎のしっぽをイメージしたことが、
名前の由来と言われています。

ハルトラノオは、春を告げる山野草です。
単株では、貧弱な感じがしますが、
密植させたり群生させると、花が引き立ちます。
花の力強さを、感じることができるでしょう。


ハルトラノオ育て方 栽培方法

・置き場所
春の芽吹きのころから花が咲いている間は、
日当たりのよい場所におきます。
花が咲き終わったら、風通しのよい、
明るい日陰で管理をします。

晩秋から春にかけては、
霜や寒い風の当たらない、軒下などで冬を越します。

・水やり
ハルトラノオは、水切れをさせない程度に、
少し乾き気味にします。

・肥料
5月下旬と10月初旬に、緩効性の固形肥料を置き肥をします。

・植え替え
2~3年ごとに1回植え替えを行います。
3月下旬または9月下旬に、
水はけがよく保水性の高い用土を用いて、
植え付けましょう。
赤玉土、鹿沼土、軽石などに、
腐葉土を少量まぜてもよいです。

・夏越し
ハルトラノオは、夏初夏から晩秋にかけて、
半日陰の環境にするとよいです。

・増やし方
ふつうは株分けで増やし、作業の適期は、
春の植え付けをするころがよいでしょう。
実生でも増やせますが、株分けの方が簡単です。

kurukuru.gifPOINT!
・水もちと排水がよい用土に植える
・花が終わったら半日陰で管理をする
・春と秋に固形肥料をほどこす