ツボサンゴの種類は豊富
ツボサンゴの花も愛らしい
ツボサンゴ(学名:Heuchera Sanguinea)は、
ユキノシタ科ツボサンゴ属の常緑多年草です。
5~7月ころに花の見ごろを迎えます。
別名ヒューケラ、コーラルベル、
サンギネア、などとも呼ばれています。
主な自生地は、メキシコからアメリカアリゾナ州です。
関連種は、ティアレアウェリー、ズダヤクシュ、
チャルメルソウなどがあります。
葉のふちは5~7か所の浅い切れ込みが入り、
心臓形や丸形をしています。
草丈は30~60㎝と低めで、葉の色は多種にわたり、
カラーリーフとしての需要も非常に高いです。
花茎は細く高く伸び、小さな花をつけます。
花色は、白、ピンク、赤、黄、紫などがあります。
葉がカラフルで、たくさんの園芸品種があります。
寄せ植えにしても、草花を引き立てながらも、
存在感があります。
はじめてでも育てやすいのも魅力です。
■ツボサンゴの育て方 栽培方法
・置き場所
2月から初夏にかけて、日光によく当てます。
日差しが強くなる頃は、葉焼けしやすくなるので、
遮光したり半日陰にします。
秋からは、日に当ててもよいです。
いずれも、風通しのよい環境で育てます。
・水やり
ツボサンゴは水を好みますが、株が蒸れやすいので、
過湿にならないように、気を配ります。
苗が小さい時は、水を切らさないように気をつけます。
夏のあいだは、朝夕など気温の低い時間帯に、
水をあたえるのがよいでしょう。
・肥料
4月上旬と10月上旬に、置き肥をします。
10日ごとに、液体肥料を施してもよいです。
5~9月の施肥は休みましょう。
・手入れ
枯れた葉や花がらを、まめに摘み取ります。
・植え付け・植え替え
春と秋に植え付けをします。
植え替えは、数年ごとに株の様子を見て判断します。
株の中心部が空いてきたら、
植え替えのタイミングとすると、よいでしょう。
ツボサンゴは、水はけのよい用土が適しています。
用土の配合の一例として、鹿沼土・赤玉土・腐葉土を、
5:3:2の割合のものを用います。
または、市販の盆栽用の培養土でもよいです。
・夏越し
半日陰や木陰になるようなところに移動させましょう。
風通しをよくし、過湿にならないようにします。
夏場は、肥料をあたえません。
・増やし方
春または秋に、株分けで増やします。
子苗が出来ていたら、分けて植え付けて育てます。
・病害虫
日当たりが悪くジメジメした環境は、
害虫が集まりやすくなります。
置き場所などを見直し、
捕殺したり殺虫剤で駆除しましょう。
POINT!
・水はけのよい用土にうえつける
・高温と強い直射日光を避ける
・株や用土が蒸れないように管理をする