オノエマンテマ、小さな花がとっても精巧で愛らしい
オノエマンテマ、グランドカバーにも人気
オノエマンテマ(学名:Gypsophylla Cerastioidesva)は、
ナデシコ科カスミソウ属の多年草です。
5~6月ころに花の見ごろを迎えます。
別名カーペットカスミソウ、ヒマラヤカスミソウ、
などとも呼ばれています。
主な自生地は、インドのネパール州、ブータン、
ネパールと、中国のヒマラヤなどの、
高山の日当たりのよい草原です
関連種は、サクラマンテマ、カラフトエンテマ、
ホテイマンテマ、アオモリマンテマ、
アポイマンテマなどがあります。
葉はハコベに似ています。
草丈は10㎝前後で、地面を覆い尽くすように育ちます。
花色は、白、薄いピンクなどがあり、
花びらには、赤紫の筋が入っています。
ロックガーデンやグランドカバーなどでも楽しめます。
草花のように育てる事もでき、小さな花がとてもかわいいです。
暑さと寒さによく耐えるので、芯の強い高山植物です。
■オノエマンテマ(カーペットカスミソウ)の育て方 栽培方法
・置き場所
3月下旬~5月と9月中旬~11月は、
風通しのよい日なたに置きます。
梅雨時~9月は、雨除けをして半日陰にします。
・水やり
オノエマンテマは、多湿が苦手です。
鉢土が乾いてから水をあたえましょう。
とくに、夏の過湿は枯れる原因になるので、
鉢土の状態を、よく観察します。
・肥料
春の3月下旬、秋の10月初旬に、置き肥をします。
または、1000倍くらいに薄めた液体肥料を、
月に1~2回ほどこします。
・手入れ
咲き終わった花や枯れた葉などを、とりのぞきます。
・植え付け・植え替え
植え付けに適した時期は、花が終わる直後と9月下旬です。
赤玉土に、鹿沼土や川砂などを混ぜたものを用います。
オノエマンテマは、生育が旺盛なので、
鉢植えは根詰まりを起こしやすいです。
毎年植え替えるとよいでしょう。
・冬越し
凍らせたり、霜にあてないように冬越しをします。
軒下や日陰などでもよいです。
冬も、用土が乾いてきたら、水をあたえます。
・増やし方
株分け、挿し芽、実生で増やすことができます。
タネから増やすときは、梅雨のころに採りまきをします。
株分けをするときは、根鉢から古い用土を落とし、
傷んだ根を切り詰めます。
株を2つないし3つくらいに分け、
新しい用土を用いて、
根が広く張っていけるように、植え付けましょう。
・病害虫
とくにありません。
過湿による根腐れなどに注意します。
薬剤を散布する前に、水やりの加減や風通しなどの、
管理の見なおしをしましょう。
POINT!
・日当たりと風通しのよい環境で栽培する
・夏越し中は半日陰で管理し過湿にしない
・毎年植え替えをして根詰まりを防ぐ