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フクジュソウ(福寿草)の栽培2|やさしい増やし方は?

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フクジュソウは、旧暦の正月に開花する春植物です。
雪国では地表の雪がだいぶ消えて乾き気味になったころ、
太陽光を全身に浴びて、黄色い花が群生する光景が見られます。
フキノトウやクロッカスなどと、ほぼ同時期に咲きます。

古典園芸植物に分類され、
古くからさまざまな園芸種がうまれています。
年の瀬のころ、梅、十両などと、
寄せ植えされた鉢が流通します。


フクジュソウやさしい増やし方は?

1.株分けで増やす
フクジュソウを株分けで増やすことはやさしいです。
鉢花で購入した場合は、
根茎がしっかり生長してからの方がよいでしょう。

夏の終わりから秋の休眠中のころが、作業のタイミングです。
植え替えのついでに分けてもかまいません。

3~5年ほど経過した株なら、株を分けられる程度に育っています。
根を乾燥させたり傷つけたりすることのないように、
時間をかけずに手早く行います。
ひと株につき、芽が3~5つほどつけましょう。

2.実生で増やす
フクジュソウは株分けが簡単ですが、タネまきで増やす方法もあります。
開花期を終えると、金平糖によく似た形の実をつけます。

この実からとりまきをして育てます。
タネはとってもデリケートなので、
まいてから10日ほどたったのち、覆土をします。

苗床は軒下や木陰などにおき、
乾燥させないように適湿を維持して管理をします。
およそ4~5年ほどで、花をみることができます。

◎ゆったりとした環境に
フクジュソウの根茎は太くて長く、
四方に大きく広がって生育します。
用土や根が乾燥するようなときは、
いちじるしく株が弱るので注意します。

植え付け後や休眠期も含めて、
鉢植え栽培のものは、通年水やりが必要です。

また、深めの大きめの鉢で5~6号サイズを用いるか、
午前中に日なたになる屋外に、地植えするとよいでしょう。
庭植えなら、掘り上げる手間がはぶけます。

>>フクジュソウの詳しい栽培方法へ