アザレアは西洋ツツジとも言われ、
大きな花がいくつもついて、
育てがいのある花木としても人気があります。
濃いピンクや赤などのパステル調のものや、
花びらがフリルのような形もあり、
バスケットやギフト用の鉢で飾っても映えます。
冬から春ににぎやかに咲く、
アザレアの育て方はシンプルです。
挿し穂を作って苗を育ててみるのも、
おもしろいものです。
寒くなったら、木漏れ日やガラス越しの日光に
取り込みます。
■アザレアを増やす方法は?
1.挿し木で増やします
アザレアは、剪定した枝を挿して、
増やすことができます。
新梢がかたくなってきたものを用いると、
成功率が高いでしょう。
5cmから10cmくらいの挿し穂を作ります。
下の葉を取り除き、水揚げをしたあとに、
みじんを取り除いた鹿沼土に挿します。
葉が触れ合うくらいの間隔にし、
用土が乾かないように充分に水をあたえます。
風の当たらないような日陰において発根をまちます。
おおむね1~2か月くらいで、根が出てくるでしょう。
2.挿し木の適期はいつごろ?
アザレアの挿し木に適した時期、は6~7月ころです。
ちょうど生育期に入っているので、
作業もしやすいです。
アザレアがなんとなく弱ってて不安なときは、
適期を待たずに挿し穂を確保してもかまいません。
じゅうぶんな温度と適湿を確保できるようであれば、
栽培環境に適応できる、
じょうぶな苗を育てておくのもよいでしょう。
2.挿し木苗の育て方
アザレアは挿し木をしてから、
およそ1~2か月ほどで発根します。
秋頃になれば、芽が動き出してきます。
ポットに鹿沼土を入れたものに鉢あげをします。
大きくしたくて肥料をあたえたくなりますが、
半月以上経ってからにし、冬の施肥は不要です。
枝葉に勢いが出てきたころ、
油粕と骨粉の入った肥料を少し置き肥します。
日陰に置いていた苗を、半日陰に移動させて、
ゆっくりと外気や日光にならしていきます。
水やりは乾いたらたっぷりとあたえ、
用土に水が停滞しないように、
受け皿の水はまめに捨てます。