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モチノキの育て方|剪定で風通しをよくし病害虫を防ぐ

  • 投稿日:
  • by flower777
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モチノキの実、愛らしい


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モチノキ、とても丈夫


科名:モチノキ科
形態:常緑高木
英名:Mochi tree
学名:Ilex integra
原産:日本、中国他
開花:3月~4月

   
「モチノキ」と呼ばれている名前の由来は
樹皮から鳥もちを作ったところから呼ばれている説があります。

葉の姿は長さ10cmぐらいの楕円形で、
表面は光沢がある深い緑色をしています。
春に黄緑色の小花が固まって咲きますが、
あまり目立ちません。

秋には直径1cmぐらいの真っ赤な果実がなります。
葉の緑とのコントラストが美しく、
クリスマスカラーを思い出します。

・品種
モチノキよりも小さな実が密につくクロガネモチ、
黄葉種のオウゴンモチノキ、
近縁種には黄色の実がなるキミノモチノキがあります。


モチノキ育て方 栽培方法

・苗選び
品種によっては葉の色、実の色が違ってくるので、
特徴をよく確かめてから入手します。

・植え付け
5月、あるいは9月~10月上旬に
日当たり、水はけ、水もちのよい肥沃な場所に植えます。
大きめの植え穴を掘り、堆肥や腐葉土をたくさんまぜます。

樹勢が強いので、土質は特に選びませんが、
やや粘質の土地を好みます。
乾燥が厳しいやせ地では栽培は難しいです。

・剪定
放任しておいても自然樹形で整いますが、
10m以上の大木に生長します。
自力で手入れをする場合は、脚立が届く高さに調整します。

6月下旬~8月、10月下旬~2月中旬の休眠期に刈り込みが可能です。
芽吹きがよく、強い剪定が出来るので、
太い幹のづん胴仕立て、散らし玉仕立てなども楽しめます。
樹形作りは夏に行います。

3年~4年に一度、不要枝や内部の枯れた枝、ヒコバエを
つけ根から切り落とし、透かし選定を行います。

・増やし方
モチノキは実生からふやすことが可能です。
秋に果実を採り、果肉を取り除きます。
乾かさないように土の中に埋めておき、
2月下旬~3月上旬にまきます。

品種物は接ぎ木でふやします。
2年生実生苗を台木にし、3月ごろに行います。

・施肥
2月と8月下旬の2回、油かすに2割ほどの骨粉をまぜ、
2握りほど根元に与え、通気性をよくします。

やせ地では1月~2月根の周囲にみぞを掘り、
腐葉土、堆肥、鶏ふんなどをすき込みます。

・病害虫
ハマキムシ、ロウムシ、カイガラムシが発生したら、
殺虫剤をまいて駆除します。

kurukuru.gif育て方のポイント!
・実も鑑賞したい場合は雌株を選びます。
・耐寒性、耐陰性、大気汚染にも強い樹木です。
・透かし剪定で風通しをよくし、病害虫発生を防ぎます。