サルスベリうどん粉病とスス病にかかることがあります
■サルスベリうどん粉病とスス病
1. うどん粉病
葉や蕾に白い粉をふいたようになっているのであれば、
うどん粉病にかかった可能性が高いです。
症状の出ている葉や蕾は、すぐに切るようにしてください。
まだ軽い場合は、それだけで進行を止めることができることもあります。
蕾にも症状が出ている場合は、開かずに傷んでしまうことが多いので、
もったいないからと開花を待たずに、すぐに切るようにしてください。
また、切った葉や枝、蕾はその場に放置したりせず、処分するようにしましょう。
うどん粉病は風通しが悪いと起きやすいので、
剪定時期の1月~3月以外でも、
枝葉が混みあっていると感じたら、間引き剪定するようにします。
また、発生前に予防のために専用の薬剤を、規定通り散布するのも効果的です。
かなり病気が進行している場合も、専用の薬剤を規定通り散布します。
薬剤の種類によって、適応できる植物が違うので、
購入する時には必ず確認するようにしましょう。
風通しが良く栽培すると元気に育ちます
2. スス病
葉が真っ黒にススをかけたようになる、スス病だと思われます。
スス病はアブラムシやカイガラムシの排泄物をエサとして繁殖するものと、
葉の組織に入り込んで繁殖するものの2種類があります。
症状の出ている部分は、発見したらすぐに切るようにしましょう。
放っておくと、そこからどんどん広がり、株全体が真っ黒になり、
最悪は枯れてしまうこともあります。
状態が軽い場合は、症状の出ている部分を切除するだけで、
進行を止められることもあります。
スス病を予防するには、
まずアブラムシやカイガラムシから守ることが先決です。
鉢植えなどで株が小さい場合は、毎日くまなくチェックして、
アブラムシやカイガラムシがついていたら、捕殺するようにします。
また株が大きい場合は、細かい部分のチェックが難しくなるので、
専用の薬剤で予防することをおすすめします。
害虫予防の薬剤と合わせて、殺菌剤も予防として散布すると、
害虫の媒介でないスス病の予防に効果があります。
■参考
・サルスベリの品種
・サルスベリの剪定
・サルスベリの育て方|日当たり、風通しの良い場所で栽培
・サルスベリの育て方(鉢植え)剪定時期が栽培のコツ