オダマキの形と色にはいつも驚かせられます
オダマキは、下向きの花と花弁の後が細長く伸びた
「距」の形に特徴を持った多年草です。
オダマキの種類は、日本原産ではオダマキ、
ミヤマオオダキ、ヤマオオダキなどがあります。
最近花色が豊富な西洋オダマキと呼ばれている品種は、
ヨーロッパ原産のアクイレギア・ブルガリスと
北アメリカ産の大輪花を咲かせる品種の交配種を指します。
株の中心からまっすぐ伸びた茎に5cmほどの花を多く咲かせます。
花色は紫、黄色、白、桃色など色鮮やかに楽しませてくれます。
野趣のある花です
■オダマキ 花つきが悪い理由と対策
1.オダマキの性質を知る
オダマキは夏の強い日差しや西日が当たらない場所に植えると
3年ぐらいは毎年花を咲かせる性質があります。
しかし多年草でも株の寿命は長くありません。
4年ぐらいで株の勢いがなくなり、枯れはじめます。
対処法としては、植えて3年ぐらいしたら、
新しい株を更新しましょう。
2.オダマキの苗の育て方
花が咲き終わった後、実がなったタネから
とりまきをすると苗をスムーズに入手できます。
芽が出た苗は本葉が2枚ぐらい出てきたら、
ポットに移し替えます。
秋に20cm間隔に定植して育てると、
次の春には花を楽しむことが可能です。
注意点はタネまきの時期です。8月以降では遅すぎます。
理由は冬になる前に苗が十分に育たないからです。
翌春に花を咲かせる可能性が低くなります。
3.園芸種はタネから育てる
園芸種は交雑すると、親と同じ花が咲かなくなります。
面倒でも新しくタネを購入し、まき直すほうが
確実に花を楽しめます。
ミヤマオダマキやオダマキは、早春か秋に、
株を分けてふやすことが可能です。
直根性なので、ナイフを使って太い根を縦に切り分けます。
分けた根に2芽ぐらいつくように注意して分けます。