ウメモドキは本州、四国、九州の山間に自生する
モチノキ科の落葉樹です。
樹高は4メートルぐらいまで生長します。
葉の長さは4cmぐらいで楕円形です。
葉のふちはギザギザで雌雄異株です。
6月ごろに淡い紫色か白色の小花を咲かせます。
雌株には直径5mmぐらいの実がつきます。
株の途中から伸び出すシュートを整理する必要があります。
シュートは他の枝よりも白っぽい色をしているので、
見わけは難しくありません。
■ウメモドキの種類
1.ウメモドキの人気度歴史
ウメモドキは赤い実が特徴的な庭木です。
とても華やかな印象が残る樹姿です。
昔は秋の季節に人気がある庭木でした。
しかし苗の繁殖はつぎ木生産で行うため
手入れに時間がかかる作業でした。
その割には値段が安いため、割が合わず、
一時は生産量が減りました。
しかし最近は雑木が庭に使用されるようになり、
人気が高くなったので、生産量も増えてきました。
2.ウメモドキの品種仲間
極矮性品種にコショウバイがあります。
葉や実が大変小さく、小品盆栽にむいています。
庭植えで楽しめる品種にはアオハダがあります。
成木の樹高は10メートルぐらいまで大きくなるので、
シンボルツリーとして人気が高いです。
アオハダの方が野性味があり、
人気はこちらの方から火がつきました。
ウメモドキと同じように、株立ちのものがよく選ばれます。