アオキの愛らしい実
アオキは株立性の常緑低木で、山林で普通に自生しています。
葉はつやつやと輝き、斑点が入った園芸品種が出回っています。
雌雄異株で3月~4月にかけて、紫がかった小さな花を咲かせます。
雌株には楕円形の赤い実がなります。
葉に斑点が入る品種は個体差があるので、
特徴がはっきりとわかるものを選びます。
日本では良く見かける木なので日常的ですが、
ヨーロッパでは珍重されている庭木のひとつです。
斑のある葉も美しい
■アオキの幹が突然枯れる時の対処法
1.胴枯病にかかった時の処置
枝や幹の一部がくぼみ、 赤や黒褐色に変色した場合の症状は、
胴枯病にかかった可能性が高いです。
患部が幹を一周してしまうと、そこから上は枯れてしまいます。
胴枯病はアオキだけではなく、他の種類の木もかかります。
病原菌の種類は多く、病気の特徴もそれぞれ違ってきます。
病気にかかった初期に気がつけばいいのですが、
わかりにくいため見逃してしまうことが多いです。
この初期に発見した時のみ、治療が可能になります。
発見後は健康な部分も含め、かなり大きく、深く、
患部を取り除き、癒合剤を塗ります。
細い枝の場合は、健康な部分から切り取り燃やします。
2.胴枯病にかからないための予防策
丈夫で育てやすいアオキでも、強い日差し、乾燥、寒さには弱いです。
木の勢いが弱まると発病しやすいので、栽培する環境を整えます。
また珍しい品種の「名月」や「満月」など
「あめ幹」の品種は病気にかかりやすいので、特に気をつけましょう。