剪定に注意します
キャラボクはイチイからの変種で、あまり大きくなりません。
夏から秋にむけて1cmぐらいの赤い実がなります。
寒い地域にはイチイ、暖かい地域にはキャラボクが適しています。
葉は一年中青々しており、とがっていますが触れても痛くありません。
イチイと比べてキャラボクは枝が横に広がります。
玉散らしを仕立てる場合は、大きめの玉の方が
風格が出てまとまります。
萌芽力が強く、強い刈り込みにも耐えます。
生け垣やトピアリーの仕立て物に向いています。
■キャラボク 剪定のコツ
1. 剪定の注意点
キャラボクが樹勢が悪い、枯れてしまう一番の原因は、
剪定の方法が間違っているケースです。
特に夏場に強い剪定を行うと、枯れてしまうことがあります。
昔よりも頻度は減りましたが、
地方に行くと旧歴のお盆前に庭の剪定を行う習慣が
残っている場所があります。
しかしキャラボクをはじめ多くのコニファー類は、
夏場の強い刈り込みを苦手としています。
どんなに葉を残しても枝枯れを起こすことが多いです。
2.剪定の適した時期
キャラボクを強く剪定する時は、
寒い時期の11月~翌年の3月ごろが適しています。
同じコニファー類でもナギやイヌマキなどは、
寒さに弱いのでもっと時期は遅くなります。
枝が枯れてしまった部分は、芽吹くことはほとんどありません。
下枝が枯れてしまった時は、下方の枝をアンカーなどを使い、
ひき上げるように誘引して形を整えます。
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