葉が美しく強い樹です
イヌマキはマキ科マキ属の常緑高木です。
関東より西の地域、沖縄までの暖かい場所に自生しています。
葉は線形被針形で長さは15cmぐらい、葉幅は1cmぐらいの大きさです。
雌雄異株で10月ごろに雌株に紫紅色の実がなります。
萌芽力が強く、葉が美しいので、
差し枝を長くした門かぶり、散らし玉づくりなどに適しています。
和風テイストの庭の主木に適しているのはもちろん、
大気汚染や潮風にも強いので、防風林としても利用されています。
■イヌマキ植え方は?
1.イヌマキの植え方
針葉樹は寒さに強い性質のものがほとんどですが、
イヌマキの仲間は暖地性で、寒さが苦手です。
気温が朝晩暖かくなる3月下旬ごろから可能ですが、
新芽が固まる頃の4月中旬~5月上旬は避けなければなりません。
そのためゴールデンウィークを過ぎた頃か、
8月下旬~9月に植えつけるのが適しています。
水はけがよく、日当たりのよい場所を選びます。
2.用土と堆肥の準備
イヌマキは土質は特に選びませんが、乾燥を嫌います。
またやせた土地には、堆肥をすき込んで様子をみる必要があります。
馬フン、活性木炭、コフナ菌などが配合した土壌改良剤や
完熟の腐葉土をすきこんだ土に植えつけします。
植えつける時に堆肥を混ぜこんでおくと、
その後新芽の伸びがよく生長します。
植える穴は大きく掘り、支柱を立てます。
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