アオキのつぼみ
アオキはミズキ科の常緑低木です。
原産地は日本で、開花時期は4月中旬~6月中旬です。
アオキの名前の由来は、葉はもちろんのこと、
枝も一年中青いところから呼ばれている説があります。
赤い実がつくのは雌木です。
そばに雄木を栽培すると実を結びます。
実を観賞する時は、雌株を選びます。
石などと一緒に配置すると、和風庭園の雰囲気に良く似合います。
アオキの実
■アオキの園芸品種について
1.アオキの歴史
アオキは日本全国どこにでも生息している常緑低木です。
需要も多くなかったので、昔は一般的な品種のみ作られていました。
しかし最近では斑点入りの葉の美しさに注目されるようになりました。
品種改良も盛んになり、生産者も種類を増やして育てるようになりました。
日陰に強く丈夫で育てやすい性質なので、初心者にも扱いやすい庭木です。
株ひとつひとつで斑点の入り方が違うので、特徴がはっきりしたものを選びます。
2.アオキの種類
・「フイリアオキ」
黄色い斑点が入る品種には、「スターダスト」、「星宿り」などがあります。
この品種の多くは雌木なので、近くにアオキの雄木を植えます。
・「シロミフイリアオキ」
名前の通り実が白く、葉は斑点が入ります。
・「ホソバアオキ」
葉が細長くツヤツヤしているのが特徴的です。
斑点が入るもの、実がよくなるもの、雌木、雄木があります。
・「ピクリュラーダ」
別名は「星月夜」と呼ばれています。
古くからある品種で、黄色い星の形をした班が出ます。
・「サルフレア・マルギナータ」
葉のふちを深い黄色に彩る斑点が特徴的で、雌木です。