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イヌツゲの下枝が枯れたら?

  • 投稿日:
  • by flower777
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黒紫色の実が美しい


イヌヅゲはモチノキ科モチノキ属の常緑高木です。
日本のほとんどの地域と朝鮮半島の南部に自生しています。

「イヌツゲ」の由来は、葉が小さな「ツゲ」の木に似ているので
呼ばれるようになりました。
また「似て非なるもの」の「非(イナ)」から言葉が変化して、
「イヌ」と言われるようになった説があります。

葉の長さが1~3cm、葉幅が1cmと細かい葉が特徴のひとつです。
雌雄異株で10月~11月ごろ雌株に5mmぐらいの黒紫色で球形の実がなります。

強い剪定に耐え萌芽力が強いので、乱れた樹形も作り直しが可能です。
散らし玉仕立て、刈り込み仕立て、生け垣などにも利用されています。


■イヌツゲの下枝が枯れるたら?

1.イヌツゲの特徴
イヌツゲをはじめ木の性質は、上部の枝ほどよく伸びます。
そして下部の枝にいけばいくほど、伸び方が衰えます。
この性質を「頂部優勢」と呼んでいます。

この木の性質を頭に入れて剪定をする時は上部を強く、
下部にいくほど弱く行います。

イヌツゲ全体を同じ強さで選定してしまうとどうしても下の枝が弱くなり、
再萌芽をしなかったり、してもごく一部しか芽がでなくなります。

また下の枝になればなるほど、日が当たらなくなるので、
枝や葉が枯れやすくなる環境だと言えます。


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C)キラクファーム イヌツゲゴールデンジェム


2.枯れた枝の対処方法
一度枯れてしまった枝は、つけ根から切るしかありません。
細かい枝だけ枯れてしまった場合は、
太い軸だけを活かし、細かい枝は全部切り取ります。
同時に根も忘れずに切り詰めてバランスをとります。

ポイントは枯れていない枝も枯れてしまった枝にあわせて、
太い軸だけにすることが大切です。

理由は枯れた枝だけを切ると切らなかった元気な枝だけが
生長してしまうからです。
また根を切らないでおくと、木全体が弱くなってしまいます。

適している時期は3月下旬~4月上旬、あるいは5月中旬~下旬です。

>>イヌツゲのわかりやすい育て方はこちらです