このぐらい密生していると、病気になりやすいです
シクラメンに見られる灰色カビ病は、
別名ボトリチス病とも呼ばれる病気で、4月~11月頃に良く見られます。
比較的気温の低い20度~25度、湿気の多い時期に発生しやすいので、
梅雨の時期は、特に、灰色カビ病に気をつけなくてはいけません。
また、日当たりが悪く、風通しの悪い環境下で育てている場合や、
シクラメンそのものの栄養状態が良くない時は、
病気になりやすいので注意しましょう。
■シクラメン 灰色カビ病
シクラメンの場合は、葉、茎、花びらともに、
灰色カビ病が発生する場合があります。
茎葉の場合は、溶けて腐り、
白くポツポツとしたカビが目に見えます。
花びらの場合は、白い花には赤っぽい、色のついた花には白い、
ポツポツや大きなシミのようなものができるようになります。
シクラメンは、湿気や暑さが苦手です
1.シクラメンの管理方法による防除
密植を避けて、日当たり、風通しともに良い場所で育てます。
また、湿度とも関係性が高いので、
水やりの回数を抑え気味にし、排水性の良い用土をもちい、
水はけを良くすることもポイントの1つです。
花と葉の数が多いのは、見栄えが良いですが、
病害虫の原因にもなります。
ある程度の数までに抑え、花柄、葉柄を摘んで整理することも、
シクラメンを健康に育てる上で、とても大切です。
2.灰色カビ病にかかったら?
傷んだ花や、葉は、灰色カビ病が見られ次第、すぐに除去します。
茎の部分をねじって引き抜くと、
病気の被害にあっている部分を取り除くことができます。
抜いた花は、切り花として楽しむことができるので、
病気になってしまい、やむを得ず抜いたシクラメンも、
コップなどに生けて鑑賞してみてください。
3.灰色カビ病に効く薬剤は?
シクラメンの灰色カビ病の薬剤は、
ベンレート水和剤の1000倍液がおすすめです。
その他、サンヨールや、ゲッター水和剤も使えます。
■参考
・シクラメンの栽培|咲かない、枯れる理由は?
・シクラメンの育て方|葉組みと花寄せをして形を整え栽培
・シクラメン 夏越しは?
・シクラメン 葉が黄色くなる理由は?
・シクラメン 冬の育て方
・シクラメン 植え替えは?
*シクラメン、ガーデンシクラメンのことなら、
>>シクラメンの育て方.net