切り戻すと元気になります
バーベナの花はとても愛らしく、園芸家の中でも人気があります。
特に、宿根草のバーベナは強健な性質を持ち丈夫です。
こちらではバーベナの「切り戻し」について、解説します。
育てていたバーベナの草姿が乱れてきている場合や、
コンパクトにまとめたい場合などに、ぜひ参考にしてみてください。
■バーベナ 切り戻し
1.切り戻しが必要な理由
バーベナは伸びた枝の先に花を咲かせる草花ですので、
手入れせずにそのまま育てていくと、
やがて、株の中央部から、花が咲かせられなくなってしまいます。
そのため、バーベナは切り戻しを行い、
まとまり良く咲かせる手入れが必要になります。
2.切り戻しの方法
切り戻しは、草姿が乱れてきたと感じる頃に行います。
時期としては、6月上旬頃~7月上旬頃までに行うのがベストです。
切り戻しは、枝を、1/3から1/2ほど残して、芽、葉の上でカットします。
綺麗に1/3や、1/2と決めて切り戻すよりは、強弱を付けるようにすると、
より、株の中央に近いところにも開花が見られ、バランスが取れます。
枝透かしもします
3.切り戻しと一緒に行うこと
切り戻しを行う際は、「枝透かし」の作業も同時に行ってください。
病害虫も発生しやすい時期になりますので、混雑した枝を透かして、
株の風通しを良くしておくことも、綺麗に咲かせるポイントの1つです。
バーベナは、うどんこ病の被害にあいやすい草花ですので、
うどんこ病に関する知識と防除方法はあらかじめ理解しておくと安心です。
4.切り戻し後のお手入れ
切り戻した後は、次々に開花が見られるようになり、
その分、株はエネルギー=栄養を使います。
そのため、切り戻した時期を含めた、
5月~10月の間は、10日から15日に1回、月に2~3回は、
液体肥料を、水やりのかわりとして与えるようにします。