一年草と多年草があります
バーベナには、一年草と多年草のタイプのものがあります。
一年草のものは、実生系と呼ばれるタイプで、タネでふやします。
多年草のものは、いわゆる"宿根バーベナ"と呼ばれるもので、
さし木でふやします。
人気のあるバーベナは、品種改良も進んでいるので、
年々、この一年草、多年草のバーベナの区別は難しくなっています。
基本的に育て方は同じですので、
バーベナの冬越しについても、ほとんど同じです。
冬が少し苦手です
■バーベナ 冬越し
1.バーベナの冬越し対策
バーベナは、「半耐寒性」とは言え、
冬越しするにあたって、対策は必須です。
冬場は、寒風に当たらないところ、
霜の被害にあわないところで管理します。
2.室内での冬越し
室内にてバーベナを冬越しさせる場合は、
日当たりの良い場所、風通しの良いところで管理します。
冬場でも、日光に当たりにくいところや、
風通しの悪いところで管理すると、
病害虫が発生しやすくなり、
バーベナの生育を悪くしてしまうことがあります。
3.一年草バーベナと、多年草(宿根)バーベナの冬越しの違い
半耐寒性に属するバーベナでも、宿根草タイプのバーベナは、
一年草タイプのバーベナと比べて、少し耐寒性に優れています。
しかし、宿根草(多年草)のものでも、
マルチングなどの防寒対策を行って、
冬越しさせるのが、ベストです。
一年草バーベナの場合は、育てる時期によっても異なります。
冬越しが必要となるのは、秋まきのバーベナのみです。
春にタネまきしたものは、
夏には枯れてしまいますから、冬越しは不要です。
秋まきのバーベナの冬越しは、冬が来るまでに大きく育てておき、
寒害を受けにくい状態にしておくのが、一番のポイントです。
苗の小さいうちは、より霜の被害にあいやすく傷みやすいので、
育て始めの秋まき一年草バーベナの冬越しは、充分に防寒対策を行います。