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ヘリオトロープ 冬越し

Heliotrope012.jpg
ヘリオトロープ(Heliotrope)は、
とくに寒さに弱いわけではないのです


しかし、霜にはとても弱く、一度でも霜に当たると、
どんなに丈夫に元気に大きく育ったものでも、
ペチャンコになり冬越しできずに、枯れてしまいます。

これは、霜によって株が凍結し、
組織が壊れてしまうからだそうです。

しかし、ヘリオトロープの耐寒温度は5℃なので、
暖かい地域では、屋外でも育てられるはずです。
また、室内に取り込めば、より冬越しも簡単だと言えます。


■ヘリオトロープ 冬越し

ヘリオトロープを霜から守るためには、
霜がおりる時期を見計らって、
屋内に取り込むのが、一番確実な方法です。

1.関東地方の場合
だいたい11月の初旬から霜が降りると予想できますので、
10月の中旬頃には鉢植えは屋内に取り込むよう、
地植えは株を掘りあげて鉢に移し室内で管理します。


Heliotrope010.jpg
葉もきれいで楽しめます


2.外で管理する場合
だいたい5度以下の温度になると、ヘリオトロープは枯れてしまいますので、
5度以上の気温を保てるところであれば、
軒下や、ベランダなどでも、冬越しができないことはありません。

ただし、屋内に取り入れる方が確実です。

地植えの場合は面倒だと思うかも知れませんが、
なるべく、室内での管理をおすすめします。

3.冬越しを簡単にするには?
ヘリオトロープを地植えにする時に、
鉢のまま植え付けてしまえば、冬越しも簡単に行えます。
実際にこの手法で育てている人は多く、生育に影響はないようです。

霜がおりる少し前の時期になったら、
鉢を掘り起こして掃除して室内にあげるだけですので、
植え替える作業を減らせ、時短することができます。

ヘリオトロープを室内に取り込んだ後は、
やや乾かし気味に育てると良いです。

4.挿し木苗を作る
ヘリオトロープは、挿し木で容易に着くハーブです。
梅雨時か秋に挿し木をして、子孫を作っておけば、
家の中に入れやすく、気に入りの品種を増やすことができます。

■参考
・ヘリオトロープの育て方 挿し芽で簡単に増やせる
・挿し木(挿し芽)の方法 わかりやすい画像つき