ヘリオトロープ(Heliotrope)は、
とくに寒さに弱いわけではないのです
しかし、霜にはとても弱く、一度でも霜に当たると、
どんなに丈夫に元気に大きく育ったものでも、
ペチャンコになり冬越しできずに、枯れてしまいます。
これは、霜によって株が凍結し、
組織が壊れてしまうからだそうです。
しかし、ヘリオトロープの耐寒温度は5℃なので、
暖かい地域では、屋外でも育てられるはずです。
また、室内に取り込めば、より冬越しも簡単だと言えます。
■ヘリオトロープ 冬越し
ヘリオトロープを霜から守るためには、
霜がおりる時期を見計らって、
屋内に取り込むのが、一番確実な方法です。
1.関東地方の場合
だいたい11月の初旬から霜が降りると予想できますので、
10月の中旬頃には鉢植えは屋内に取り込むよう、
地植えは株を掘りあげて鉢に移し室内で管理します。
葉もきれいで楽しめます
2.外で管理する場合
だいたい5度以下の温度になると、ヘリオトロープは枯れてしまいますので、
5度以上の気温を保てるところであれば、
軒下や、ベランダなどでも、冬越しができないことはありません。
ただし、屋内に取り入れる方が確実です。
地植えの場合は面倒だと思うかも知れませんが、
なるべく、室内での管理をおすすめします。
3.冬越しを簡単にするには?
ヘリオトロープを地植えにする時に、
鉢のまま植え付けてしまえば、冬越しも簡単に行えます。
実際にこの手法で育てている人は多く、生育に影響はないようです。
霜がおりる少し前の時期になったら、
鉢を掘り起こして掃除して室内にあげるだけですので、
植え替える作業を減らせ、時短することができます。
ヘリオトロープを室内に取り込んだ後は、
やや乾かし気味に育てると良いです。
4.挿し木苗を作る
ヘリオトロープは、挿し木で容易に着くハーブです。
梅雨時か秋に挿し木をして、子孫を作っておけば、
家の中に入れやすく、気に入りの品種を増やすことができます。