ペラルゴニウム(Pelargonium)は、ゼラニウムの仲間ですが、
ゼラニウムと比べて、華やかな品種が多く、庭にインパクトをもたせます
基本的に、管理方法もゼラニウムと良く似ていますが、
ペラルゴニウムは、冬越しに注意して管理すると安心です。
■ペラルゴニウム 冬越し
ペラルゴニウムは4月~6月の一季咲きで、
ゼラニウムのように秋には咲きません。
生育適温は15度~20度くらいだといわれていますが、
花芽をつけるためには、15度以下の寒さにあわせることが必要で、
暖かい場所で冬越しさせると、翌年以降花が咲かなくなってしまいます。
・冬の置き場所
ゼラニウム同様、冬は室内に取り込んで管理するのが理想ですが、
常に暖房のきいているリビングなどの部屋の中で管理すると、
15度以下の環境にならず、いつまでたっても花芽が分化しません。
暖房を一切付けない部屋で管理するのが理想ですので、
めったに暖房を付けない和室や、玄関、廊下、階段などで管理すると良いです。
また、冬越しできる最低温度は約5~6度くらいですので、
一般的に室内に取り込んでいれば、寒さに耐えることができます。
寒さにあてることで花芽がつきます
・冬越し以外に花が咲かない理由は?
ペラルゴニウムの花が咲かない最大の理由は、
冬季に15度以下の寒さに合わなかったことによります。
上記の方法で管理すれば、ほとんどの場合、良い開花が見られるはずです。
しかし、稀に他の原因で花が咲かないこともあります。
それは、肥料の与え方です。
これはどの植物にもあてはまりますが、
窒素分の多い肥料ばかりを与えると、茎葉ばかりが茂り、
肝心な花に栄養がいかず、開花も遅れてしまいます。
肥料の与え過ぎもこれに当たるので、冬越し同様、十分注意してください。
また、日当たりが良いよう管理すると開花も促されます。