クリスマスローズは寒さに強いので、
花があまり咲かない冬から初春を彩る貴重な植物です。
クリスマスローズは茎がある有茎種、茎がない無茎種、
この2種類の中間に該当する中間種に分類されます。
クリスマスローズは高温多湿がやや苦手で、
主な生育期間は秋から春にかけて生長します。
梅雨から初秋の時期は半休眠状態です。
生育時期と半休眠期両方の時期にあわせた
植え付け、肥料などの管理が大切です。
■クリスマスローズの植え替えのコツ
1.植え替えの鉢と用土
クリスマスローズは根が動き出す、
9月~10月、3月~4月ごろが、
植え替えにはちょうどよい季節です。
また根が伸びるスピードが速いので、
深い大きめの鉢を用意します。
赤玉土7:腐葉土2:ビートモスあるいはパーライト1の
水もち、水はけがよい肥沃な混合土が適しています。
根を乾かさないよう水やりは年間を通して、
鉢土の表面が乾いたらすぐにたっぷりと与えます。
大きな株になると株の勢いがなくなってくるので、
3~4年に一度ぐらいは株分けをして植え直しましょう。
2.置き場所
9月下旬~翌年6月ごろまでは、
日当たりのよい場所に置きます。
しかし真夏は明るい半日陰の場所に移動させ、
涼しい環境を整えます。
3.肥料は?
肥料は9月下旬~翌年5月末までに、
緩効性化成肥料を少しずつ1ヶ月に1回のペースで、
置き肥料として与えます。
あるいは置き肥料の代わりに、
1000倍に薄めた液体肥料を10日に1回のペースで与えてもかまいません。
真夏は根の生長が緩やかになるので、肥料は不要です。